2021年から切り抜き動画が流行りだし、ひろゆきさんやメンタリストDaiGo(現在募集停止中)さん、岡田斗司夫さんなど有名ユーチューバーを切り抜く動画が激増しました。
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世はまさに”大切り抜き時代”
YouTubeをはじめる上で、どんなテーマで、どういうユーザー層にタッチするか、チャンネルを育てていくためのコンセプトを考えて作られているかと思います。
切り抜き動画は、いまある有名人の力を借りて動画編集をするため、一定層のファンが既についているのである程度は見られるだろうと思っておりました。
結果、視聴回数7回(そのうち自分が4回視聴…)コメント1件
しかし、そんなに甘い世界ではないことがYouTubeです。

今回、はじめて切り抜き動画のチャンネル開設をしてみて実際に動画編集で苦労したことから、方法をご報告します。。
※2022年6月19日にチャンネル開設したチャンネル(現在は運営してません。。)の情報です。
今回、読んでいただきたい読者は以下の方を想定しております。それでは行きましょう!
・これからYouTubeをはじめてみたい人
・切り抜き動画を考えている人
・とにかく稼ぎたい人
・動画編集の依頼をされている人



切り抜き動画ってどういったもの?



私が作成した『ホリエモンの2ch【堀江貴文】』の
切り抜きチャンネルをご覧ください


IT業界で転職を数回経て15年働いた後、現在は渋谷のBtoBセールスマーケティング支援会社で働いております。ブログや動画に出会い、2020年から本格的に副業を開始し収益化中。
切り抜き動画とは
2021年に流行り、収益化している人がいるらしい
切り抜き動画で、爆発的に注目されたのはひろゆきさんが有名です。
ひろゆきさんのチャンネルでは、知識の広さがあり時事問題から雑学まで色々とあり、視聴者の質問に淡々と回答をしていく事がエンタメ要素もあり、また勉強になることから視聴者が増え、2023年2月16日現在で160万人います。



ひろゆきは、質問に対してストレートな物言いで正論で理詰めするのがエンタメ要素があり人気だと思います



それって、あなたの感想ですよね


本チャンネルはライブ配信がメインなので、2時間から4時間と動画の尺が長く忙しい方やちょっとみたいと思う視聴者には全て見るのが難しいです。
既に500人以上編集者がいて(レッドオーシャンすぎる)これからひろゆきを切り抜くことはオススメできないですが有名な方では以下の方がおります。
■ひろゆき 切り抜き有名チャンネル
ひろゆきの部屋 チャンネル登録者数:88.4万人
ひろぬき チャンネル登録者数:24.9万人
ひろゆけ チャンネル登録者数:22.5万人
「ひろゆき 切り抜き」でYouTube検索するとひろゆきのメインチャンネル以外の切り抜き動画チャンネルがごろごろ出てきますね。。
メインチャンネルではない中で、切り抜き動画でこれだけの登録者がいることはそれだけニーズがあるということですね!!
それでは、次の項目で実際に切り抜き動画の作り方をご紹介します。


切り抜き動画の作り方
切り抜き動画の許可を得る方法
まず、切り抜き動画をする場合はメインチャンネルを運営している方に許可を取る必要があります。
当然ですよね、勝手に動画を使ってチャンネルを立てた場合、著作権に引っかかります。
もちろん全てを作成するのは難しく、また引用元の情報の方が詳しい場合などは引用するケースもありますが、その際は引用元を記載するなど注意が必要です。
動画自体をダウンロードして、それを加工するので許可は取っておきましょう。
とはいえ、直接ひろゆきさんに許可のDMを送ってもまず返信がないことでしょう。
そこで、間に入って調整してくれる会社があります。その名はガジェット通信 さんです。
切り抜きして気づいたのですが、有名なYouTuberでも許可している方が多いです。
日々新しいクリエイターの方が追加されておりますが詳しくは、「ガジェット通信 切り抜き」でGoogle検索して対象の方を調べてみてください。
切り抜き動画のクリエイター一覧
※申請を希望される方は、各クリエイター(アイウエオ順)の『YouTube切り抜きチャンネル運営申請フォーム』よりお申し込みください。(引用:ガジェット通信)
違法にならないための注意事項
ガジェット通信 のサイトからクリエイターを検索して、申請フォームを記載する
その際にYouTubeのチャンネルは既に作ったか、またYouTubeパートナープログラムに参加しているか(収益化できているか)は、以下の記事に詳しく説明しておりますので良かったらご確認ください。
【YouTube】ゲーム実況の始め方+収益化するために必要なこと


申請フォームを全て入力したら、メールにて返信が来ます。
内容としては受け付けましたという以下のメールが届きます。


内容に間違いないか、証跡となりますのでメールは保管しておきましょう。
ちなみにYouTubeの収益化条件のチャンネル登録者数1,000人と年間4,000時間の視聴が達成していない状態での申請は改めて必要になりますのでご留意ください。達成したら再度連絡します。
仮に、申請内容に不備があった場合、どのようなメールが来たかご紹介します。



申請内容に不備があった場合、どのようなメールが来たかもご紹介しますね



仕事、増やすんじゃない!
今回は、YouTubeのパートナープログラムに参加する(収益化済)と申請しておりましたが確認され未承認ですねと返信がありました。


仮に、申請に不備があった場合も後から修正できますのでまずは申請をしてみましょう。



もちろんガジェット通信さんの負担になるので、できるだけ間違えないようチェックしてから申請してくださいね。今回はすみません💦
切り抜くチャンネルを選ぶ基準
冒頭にも記載しましたが、切り抜き動画で重要なこととしてチャンネルが伸びていないとそれ以上の視聴者は難しいかもしれません。
クリエイターとしては、動画編集の作業を減らし、もっと拡散して影響度を上げたいことがチャンネルの切り抜き許可を出している理由の一つとしてあります。
メインのクリエイターの動画と全く同じではなく、面白いところを切り抜いたり、フルテロップでわかりやすかったり、補足の情報の画像を付けるなど視聴者にとってメリットになるチャンネル構成を考える必要があります。
・メインチャンネルが、定期的にライブ配信などをしていること
・切り抜くメインチャンネルのパイ(チャンネル登録者数や視聴時間)が大きいこと
・テーマ別にわかりやすく切り抜くことで差別化
・サムネイルの質を高める(どんなに良い動画もクリックしたくなるサムネイルでないと見られません)
・伸びている動画(面白い要素)を研究し活かす
・他チャンネルの関連動画に上がるようにタイトルなども類似させる(すべてパクリはダメ)
ちなみにですが、YouTubeの視聴者層の属性を見ると、ビジネス系は増えてきてはいますがまだまだみている人が少なくエンタメの方が圧倒的に多いので、おもしろおかしく構成する方が露出が増えるかと思います。
動画をダウンロードする方法
動画をダウンロードする方法は、YouTubeからは当然ですが著作権の関係上、できません。
プレミアムプランを契約している方なら自分のバックグランド再生できるように保管は出来ても動画の素材を自分のPCに持ってくることができません。
そのため、ツールを活用してダウンロードしてくるのが一般的ですが、私は以下のサイトからダウンロードします。



繰り返しになりますが、他人の動画をダウンロードして商用で利用するのはNGです。許可を取ってから利用しましょう
こちらのサイトを利用したのは、以下の理由です。
- とにかく速くダウンロードができること
- 簡単で操作できること
- 利用ユーザー数が多く、安全そうなサイトであったこと
素材が集まったら、いざ編集へ
ダウンロードしたら編集をしてみましょう。私はAdobeプレミアプロを利用しているので以下画面を共有します。
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40分超の動画素材を8分に短縮したため、編集画像はジェットカット(ジャンプカット)で短縮化しましたがそれでも5時間ぐらいはかかりました。
プレミアプロの場合、カット自体はショートカットキーをカスタマイズすることでできるだけ作業工程を減らすことで短縮できました。
また一番時間がかかったのはテロップ入れです。私はAdobeを特にオススメしておりますが最近のアップデートで動画を読み込んだら、テキストを自動でキャプションして入力してくれる機能が実装しました。



これはかなり神機能です!!しかも結構精度が良いです。
これを利用することで作業時間を短縮できました。
Adobeを使用していない場合は、Vrewがオススメです。
ジャンプカットは、慣れれば習得は割と速くできるかと思います。
YouTube動画を作ってみて一番苦労するのがテロップ入れです。こればかりは、視聴する方を考えると文字があったほうが分かりやすいので入れるのが親切ですし、特に切り抜き動画の場合では、必須ではないかと思います。
単純に物理的に時間を作る必要があるため、外注している方が多いのも納得です。とにかく地味ですが誤字脱字などを注意しながら、要点のみピックアップして文字を選択すること、またメリハリをつけて装飾してやると時間がいつまであっても足りません。。
2023年8月現在は、Adobeのプレミアプロでは自動文字起こしツールが機能追加してますので積極活用しましょう!
■動画編集する上で最も必要なこと
テロップなどはテンプレートにして、全てを自分で作るということではなく積極的にプラグインなども利用することをオススメします。
これが無料なの!?というテンプレートも多くなっており、差別化や時間短縮する上では、必要になってきます。
切り抜き動画の収益化
どういった方法で収入が入るのか仕組みを解説
最後に、どういった方法で収入が入るのか仕組みを解説します。
有名なクリエイターは、ガジェット通信など第三者の会社と契約することで収益分配などを簡単にできるようにしております。
クリエイターと編集者(切り抜きチャンネル運営者)で50対50の割合もあれば60対40など比率はバラバラです。またガジェット通信にないクリエイターとは、直接やりとりして交渉している方もいるみたいです。
チャンネル登録、視聴時間がクリアしたら、再度ガジェット通信に申請しYouTubeからの広告収入が入ったら一度ガジェット通信に入金されます。
ガジェット通信社が収益配分やクリエイターとの調整するため手数料として抜いた金額が、クリエイターと編集者に分けてお支払いされます。
切り抜き動画の場合、権利を借りている立場なので、YouTubeから直接入金されるのではなく、ガジェット通信経由で収益比率を考慮した結果として入金される形となります。



トップのYouTube収益では、月100万超えている切り抜きチャンネルもあるそうです



1日どれぐらいYouTubeの収益がされているのか目安がわかるよ!
ただし、あくまでも予測なので注意しましょう。
まとめ
今回は、実際に流行っている切り抜き動画をチャンネル開設を0からやってみた体験談をしました。
切り抜き動画がどうやった工程で出来るのか具体的な方法をご紹介させていただきましたが、とにかく作業が辛かったです。
時間を確保し、とにかくやり切る力が必要と感じました。また自分のオリジナルチャンネルと違い、他のクリエイターの集客力を活用できるのは大きなメリットではありますが、競合も多くやっている人は1日に何本も量産化されております。
さらにクリックされるようにYouTubeのサムネイルも力を入れて、チャンネルの備考欄にもSEO対策などもしたりしておりました。
YouTubeを収益化することは本当に難しく、泥臭い作業をしないといけません。また外注化と簡単に言いますがそれをできるマニュアルの作成から人の管理などを含めると相当な胆力が必要だなと思いました。
最低500時間確保してYouTubeを続けられる人が今の有名なクリエイターを生み出し、視聴する動画の裏側ではとてつもなく考え込まれたものであると改めて感じます。



切り抜き動画は、動画を作るのに必要な基本的な作業が詰め込まれています




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