入園や入学シーズンには、お手持ちのスマートホンで写真や動画をいっぱい撮っている方が多いのではないでしょうか。スマホの高スペック化やネットワークの安定により、誰でも気軽にYouTubeやInstagram、TikTokなどで動画の投稿ができる時代になりました。
今回はスマホでも動画編集をしてみたいという方に以下の基準で、おすすめできる動画編集ソフトを7つまでしぼりました。どれも特徴がありこれからはじめる方にとっても気にいるアプリが見つかるかもしれません。
- アプリが無料か、または有料か?
- 使いやすいか?
- 機能が充実しているか?

スマホで撮った動画を編集するアプリをiOS版とAndroid版どちらもダウンロードがすぐ試せるようにリンクも用意しておりますのでぜひ最後までご確認ください


IT業界で転職を数回経て15年働いた後、現在は渋谷のBtoBセールスマーケティング支援会社で働いております。ブログや動画に出会い、2020年から本格的に副業を開始し収益化中。
モバイル向けおすすめ動画編集アプリ7選!
iMovie(アイムービー)
iPhoneユーザーなら名前を聞いたことがあるかも知れません。Appleが思い出で撮った写真や動画を気軽に動画編集して形に残そうというコンセプトのもと、iPhoneを購入すると初期アプリとして入っている動画編集アプリです。Appleらしい洗練されたUIで、誰にでも使いやすく無料なためiPhoneユーザーだったら試しても良いアプリです。
- iOSでiPhoneを購入したらすぐに無課金で利用できる
- Apple純正の動画編集アプリなので、サクサク利用できる
- Apple特有のUIが秀逸で、簡単に作業できる工夫がされているため、初心者におすすめ
- PC用のFinal Cut Proも上位互換である為、フェーズに合わせて動画編集が可能
- ピクチャーインピクチャーも使える
- クロマキー合成(緑のやつに別の動画差し込み可能)ができる
- トランジションやエフェクトなどテンプレートが豊富で、凝った動画が作られる細かな配慮がある仕様
- 手ぶれ補正やズームなどの機能もワンクリックで可能
- iOSの編集ソフトなので、Androidのモバイルでは利用出来ない
- テロップが1つしか加工できない(複数トラックNG)
- キーフレームが打てない
- 縦動画ができない
LumaFusion(ルマフュージョン)
iPhone、iPad向けの高機能な動画編集アプリ。カット、トリミング、BGM、テキストテロップ、トランジション、複数トラック、キーフレームアニメーション、クロマキーなどPC用でも利用できるボリュームで、これから本格的に始めたい方向けや、経験者やプロにおすすめです。
- iPadも対応
- 3,680円の買い切りで、プロ仕様のビデオ編集とエフェクトが利用できる
- 外部ストレージがあれば親和性が取れて使いやすいため、64GBの最低限のiPadでも不便なく動画編集ができる
- 4K動画可能
- ピクチャーインピクチャー(PinP)も可能
- クロマキーなど機能もあるAndroidは非対応
- UIが少し古い感じで使いづらい(個人的な感想で、すみません。)
- 外部モニターにプレビュー表示が可能(動画編集画面がスッキリする)
- 強力な色補正(LUT)機能がある
- Androidは非対応
- UIが少し古い感じで使いづらい(個人的な感想で、すみません。)
- 6個のビデオ/オーディオトラックを使用可能だが、複雑な動画をする場合は足りない可能性あり
CapCut (キャップカット)
ByteDance(バイトダンス)が提供する動画編集アプリです。
ByteDance? 知らない会社だなと思った方、こちらTikTokやBuzzVideoなど有名な動画配信サービスを提供しているIT企業です。本社は中国です。
- 無料(課金なし)
- ロゴ表記あり(削除可能)
- フォントのスタイルなどイメージが分かりやすい
- スマホで使いやすいUI
- テンプレートが豊富。特にカラーバリュエーションが多く、エフェクトも多い
- ステッカーというアニメーションが簡単に追加できる
- 逆再生の機能がある(動画配信プラットフォームらしい遊び心あります)
- 音楽に合わせてカット編集ができる(ビートという機能がある)
- 自動キャプション機能(自動字幕)
- 人物切り抜き機能 (グリーンバックを敷かずに切り抜き精度が高い)
- クロマキー合成 (色に反応して合成を切り抜きできる)
- 4K/60pで無制限の書き出し
- 商用利用がNG(YouTubeの収益化で利用できない)
- 最初慣れるのに時間がかかる
- WindowsやMacなどPC(パソコン)版は無い
VLLO(ブロ)
魚のアイコンでお馴染みのモバイル向け動画編集アプリです。モバイルのみの方でしたらまず名前に上がるアプリではないかなと思います。無料版と有料版の2種類ありますが、無料版でも充分に動画編集が楽しめます。
- 無料(課金あり)
- AndroidとiOSで利用可能
- 有料版は、無制限で2,820円で買い切りできる
- FullHDから4Kまで高解像度のものを作れる
- バランスがいい
- モバイル特化のため、簡略化されており簡単にエフェクトやBGM挿入など直感的にできる
- 機能が少ない
- 無料版だと機能が少ない
- 自動編集の機能がない
- ピクチャーインピクチャーが課金オプションとなっている
- モザイクが課金
- 有料版が少し高い(2,820円で完全買い切り)
- 4K動画可能
2ヶ月以上利用する場合は、年間プランの方がお得で3年以上利用する場合は買い切り型が良いです。
InShot(インショット)
instagramやTikTokで動画配信者でおすすめすることでよく名前が上がるのがInShotです。
モバイル向けで簡単に操作できる特徴があることや、無料で使えてかつ買い切りでも比較的安価で利用できることが多くのユーザーに支持されている理由かなと思います。
- 無料版もある(一部課金あり)
- フィルター、ステッカー、エフェクトが豊富
- ロゴ表記あり(削除も可能)
- 外部フォントをダウンロードして使える
- Full HDから4Kまで作成可能
- 370円使うと永久にロゴを消すことができる
- ピクチャーインピクチャー(PinP)も可能
- 複数トラックの編集ができない
- 4K対応していない
- 有料版でないと透かしロゴが消えない(作成した動画にアプリロゴがつく為、見づらい)
- 無料版だとYouTubeなど収益化ができない(透かしロゴ)
- クロマキー設定ができない
- 部分のモザイク加工ができない
- フォント音楽に商用利用できないものも含まれるため注意が必要
VNビデオエディター(VN)
Ubiquiti Labs, LLCが提供するかっこいい動画が作れる動画編集アプリです。VLOGなどで使えそうです。
- 2020年誕生した完全無料
- 無料でウォーターマーク(透かしロゴ)がつかない
- カーブで速度調整ができる
- トランジションがおしゃれ(かっこいい)
- 音の調整がしやすい
- FullHDから4Kまで高解像度の動画編集ができる
- シンプルなVlogを作りたい方向け
- かっこいい映像美を作りやすい
- クロマキーなど簡単に操作できる
- テキストの同時表示が3つまで
- モザイク機能がない
- VNに入っている音楽やフォントが商用利用できるか不明(著作権を気にする必要がある)
- モバイルアプリとしては、多機能なため覚えることが多い
Adobe Premiere Rush(プレミアラッシュ)
Adobe社が2018年にリリースされたモバイル向けの動画編集ソフトです。Adobe CreativeCloudを契約すればPremiere ProやPhotoshopなどAdobe製品群の一つとして用意されています。
元々、Adobeは動画編集ソフトのPremiereProをメイン用意しておりましたが、モバイル向けに対応できていなかった為、今回モバイル向けの動画編集ソフトをラインナップに入れた形で作られたかと思います。
特徴としては、他のAdobe製品と親和性が高いため、Adobe製品の使い方をどれか知っていれば、理解が早く使えることがメリットです。
価格については、一般の方はAdobeプラチナスクールのデジハリ経由で購入する方法が最も安いです。
- モバイルでも音声派性が見えるため、カットがしやすい
- 上部にビューアーと下部にタイムラインが表示されて見やすい
- テロップは、タイトルを選択することで装飾されたものがすぐに利用できる
- Adobe Fontsが利用できる(→これ結構大きいです!)
- 途中でアプリを閉じても自動記憶している為、編集中のデータが残っている
- Windows、Mac、モバイル(スマホやiPad等)とデータが同期できる為、環境に合わせて制作可能
- タイトルやエフェクトなど2層以上で追加できる
- ボイスオーバーという機能があり、音声をアトレコで入れることが可能
- 画角の変更がボタンで簡単にできる(YouTube用の16:9(横長)で作っていたシーケンスをコピーしてインスタグラム用の1:1の正方形で変更がスムーズ)
- 書き出しの時に保存先をYouTubeやインスタグラム、Facebookなどプラットフォームに合わせて同時に書き出しが可能
- Adobe Creative Cloudを契約する必要がある(有償)
- iPhoneだと画面サイズが小さいため作業しづらい(iPadだと利用しやすい)
- テロップの編集が簡素的なので凝ったものが作れない(YouTubeのエンタメ的な演出が出来ない)
- ワンクリックを想定しているため、テンプレートなどカスタマイズされたものでしか作れないこと
その他おまけ
今回、紹介しなかった動画編集アプリでキネマスター(KineMaster)やvivavideo、VITA(写真加工アプリSnow作成会社)やPowerDirector(CyberLink)もありました。
ご紹介した7選と比較して少し複雑だったり、あえて選ぶものではないかなということで除外いたしました。(個人的な感想ですみません。)
スマホで、動画編集をするアプリは7つです
試してみたい動画編集アプリは見つかりましたでしょうか?
本記事は、スマホで撮った動画を編集する方法で必要な動画編集ソフトを7つに絞ってご紹介しました。
まとめると以下の7つのアプリです。
- iMovie(アイムービー)
- LumaFusion(ルマフュージョン)
- CapCut (キャップカット)
- VLLO(ブロ)
- InShot(インショット)
- VNビデオエディター(VN)
- Adobe Premiere Rush(プレミアラッシュ)
どれが良くてどれが使いづらいかは、各社特徴も違うこと、個人の感覚にもよります。
またスマホアプリはどうしても画面が小さいため本格的に編集したい方には向きません。出先でちょっとした動画を編集してアップしたい時などには有効ですが、長尺などは厳しいです。
長尺の場合や、仕事としてやる場合は、PCで動画編集をすることをおすすめします。PCでおすすめの動画編集ソフトは以下ご確認ください。







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